相談事例インタビュー

CASE OF「住宅購入」ライフプランニング

FP相談から始まった、伊豆の夫婦とFPの縁

美しい自然と相模湾を一望できる絶好のロケーションで心が安らぐマイホームの暮らし。その購入相談での出会いから6年半が経った今だから話せる、当時の本音とFP伴走の道のりを振り返ります。

【対談メンバー】

  • Sさま:40代ご夫婦/公務員
  • 高屋 :担当FP(保険会社~FP事務所~独立後もフォロー)

まえがき

JR東海道線、辻堂駅から下りの熱海行へ乗車。茅ヶ崎、平塚、大磯…と西湘エリアを進み、小田原を越えた辺りから時折り車窓に広がる相模湾がなんとも気持ち良い。今日はSさま家へ伺う日だ。

気さくなご夫婦で、マイホームができてからは訪問するとFP点検は前半戦、後半は出番を待っているお酒を交わしての会合が恒例行事に。「また来てください」のご厚意に、静岡東部の知人を訪ねる機会もあって、1年サイクル程度でお邪魔している。

経由の熱海駅へ向かう途中。旅気分を味わえる道中も楽しみ。

今回は少し早い半年ぶりとなる。私が単独インタビューを申し出たからだ。開業まもないFPにとって、自分の取組みを伝えるには、実際にFP相談を利用されている方の声が一番。
―そう考え、3連休の中日に貴重なインタビューを行なわせて頂いた。FP相談とは何なのか。一つの例として、これから利用される方のヒントになれば嬉しい。

伊豆急行線。窓向きシートの車両もある。

出会いは2019年のログハウスFP相談

伊東駅を降りてバスで向かう。すっかり旅行気分で気を抜いていると乗り過ごしそうになるが、ひときわ目を奪われる個性的なログハウス。FP相談のきっかけになった家だ。その前で待ってくれているS様が見え、バスを降りた。
「連休に遠くまでありがとうございます」と逆に言われて恐縮し、こちらこそとお邪魔する。しかし、何度訪ねても素敵な住まいとロケーションだ。S様:「まずは、インタビューですよね?もう軽く始めてますが、外で良いですか?」…庭先に奥さんと七輪の煙が見えた。高屋:「そうですね(笑)今日は自然の中でリラックスしてやりましょうか」と対談は始まった。

ログのマイホーム。S様が見つけた土地から眺望が広がる。

※当日は相談業務ではない為、S様ご厚意で七輪焼肉と軽くお酒を口にしながらリラックスした環境で行なっています。

FP相談を行なった「きっかけ」

高屋:改めて今日はよろしくお願いします。出会いからもう6年半も経つんですね。あっという間です。

ご主人:もうそんなになるんですね。私も当時は、まさかFPという存在の人とこういう関係になるとは想像もつきませんでした。

高屋:こうした関係が続いていることが感慨深いです。改めて、お二人がFP相談をしようと思ったきっかけを聞かせてもらえますか?

ご主人:家を建てる話が具体的になったことですね。その際、住宅A社の担当営業さんから「ライフプランを立ててみませんか?」と高屋さんを紹介されました。

高屋:A社の藤沢にある展示場でしたね。近所にあるログハウスのユニークな会社さんで、少し前に私から連携を提案したところで、実はSさんはその2件目でした。

ご主人:そうだったんですか?全然、前からやっている風に見えましたけど。

高屋:元住宅屋なので家の関連に馴染みがあったからですかね。 それで、初めてのFP相談に抵抗はなかったんですか?

ご主人:もともと私自身、FPの存在は知っていたものの縁がなく。今後の貯蓄や投資に関心があったので、丁度いい機会だと思いましたよ。あれは、みんな家を買う時に受けているんですか?

高屋:今回のA社さんはお金の理屈より感性重視だったので、FP活用は珍しかったようですが、その後お客様の必要に応じて依頼を受けてましたね。逆に、一般のハウスメーカーではかなり普及していますので、そこから一定数の事例が積まれて今のFP相談の認知に繋がった面はあると思います。

ご主人:確かに、数千万円とか普通は人生初の金額ですものね。私も当初はものすごい不安になったので、スッとFPの提案がはまったと思います。

リラックスと言いながら自分が固いFP。奥様「もっと笑って」

相談前~初回「初めは戸惑いもあった」

高屋:とはいえ、初めての相手に「どんなことを聞かれるんだろう」と不安になる方も多いです。実際に相談が始まる前は、どんなお気持ちでした?

ご主人:私は「知らないことを学べる」というワクワク感の方が強かったですね。ただ、いざ相談が始まると趣味嗜好から将来まで、かなりプライベートな部分に踏み込んで質問されたので、「うわ、ここまで深く聞かれるんだ」という戸惑いは少しありましたね(笑)。

高屋:それは私のヒアリングがしつこいんだと思います(笑)そうすると相手の根っこが分かって、アドバイスが外れにくくなるので。

奥様:私は「40歳を過ぎて住宅ローンは大丈夫かな」とか「もし、どちらかが働けなくなったら…」という漠然とした不安が強かったです。その為のFP相談だと思うんですが、当時は高屋さん保険会社…でしたよね?私の勝手なイメージですが「保険の押し売りされるかな」という感じで(笑)、最初は恐る恐るでした。

高屋:保険=売込みというイメージはありますよね。私自身、新卒の頃に勢いで勧誘された記憶があります…

奥様:はい。親族に相談した時も「FPに相談なんて必要ある?」という感じで、実際どこまで話して良いのかな…と始めは警戒してましたね。

高屋:親世代は当然そうだと思います。私が住宅営業をしていた10~20年前も、ご本人の「月●万円まで」という肌感覚で決めるのが普通でしたので。在籍の後年に少しづつFP依頼というものを耳にした感じです。

ご主人:そもそも以前はFP相談という文化がなかったんですね。私の親に相談をした時も金利の固定・変動といった経験談はありましたが、FPの話はありませんので。

相談後の印象「専門家と話す新鮮さ」

高屋:そんな警戒もある中で、実際に相談を受けてどんな変化があったんですか?

ご主人:生涯にわたってお金とどう付き合っていくかを専門家を交えて話す機会なんて全くなかったんで、新鮮でしたよね。あの時は横浜や品川のカフェでも話しましたね。

高屋:はい。住宅相談後に団信保険との兼ね合いで生命保険の相談も頂いて、こちらに来られる際に会ってましたね。

奥様:私はお金の流れを見える化してもらったことかな。それまでは「赤字でないから良いかな」くらいの感覚でしたけど、高屋さんに「1ヶ月でいいから、家計簿アプリに収支を入れてみて」と言われて始めました。収支どうこうの前に、何にお金を使っているか意識できるようになったのが良かったと思います。

FPへの印象「目線を合わせにきてくれる」

高屋:なるほど。家計点検が一つの課題でしたものね。
…あの、自分で聞くのもあれなんですが、個人が商品みたいなところもある仕事でして…

ご主人:FPとしての感想ですよね(笑)いや、色々な相談者がいて対応が難しい仕事だと思うんですけど、我々のようなお金の素人からすると、すごく目線を合わせにきてくれてるなという印象でした。それでいて、ある意味で教育というか、「じゃあ、こうすると良いんじゃないですか?」みたいに幅広い知識から程よく言ってくれるので、そういった人間性が我々に丁度はまった気はしますね。

高屋:ありがとうございます。投資の話などそうでしたかね。堅実なSさんに合う投資信託の例を紹介しました。

奥様:そう。こちらの話をとことん聞く感じで「なんでも言っていいですよ」という雰囲気をつくってくれるのが相談しやすかった。もしFPとしての考えを「こーです、あーです」と先に言われたら、それこそ懸念していた営業感で終わっていたと思う。きっと自然にやっていると思いますけど、何でも一回こちらの価値観に寄り添ってくれるのが良くて。だから、紹介もするようになったんだと思います。

高屋:それ、すごい嬉しいコメントですね。

奥様:こんな感じで良いですか?(笑)

高屋:はい。すごく良いです(笑)

印象的な「お金だけでなく感性を汲んだアドバイス」

高屋:お二人が印象的なアドバイス等はありますか?

ご主人:やっぱり、NISAなど資産運用への第一歩を後押ししてもらったことですね。私はリスクとってたくさんリターンというタイプじゃないし、どうせなら国内企業を応援するような形が良い気は漠然とあって。そこを高屋さんが読み取って「こんな哲学の投資信託もあります」と教えてくれたのが琴線に触れた感じでしたね。

高屋:日本人ですからね。「日本はもう成長しないから世界へ」と金融パーソンがこぞって喧伝するのは、ミクロの個人で見れば良くてもマクロで見た国民を決して豊かにしない。我々FPには、そういうことも伝える責任があると気づいた頃でした。ある種、彼らの想定外にここ5年程度は先進国より日経平均の方が伸びましたが、今度は「今、日本が熱い」とか、そういうことじゃないと思うんですね。

奥様:私は家の相談が落ち着いた後、今後をの人生をどう過ごすかに視点が移りましたね。お金の不安で躊躇しちゃうところが、ライフプラン点検で10年後も見れて、「早期退職しても何とかなるかな」なんて思えたり(笑)

ご主人:やっぱり、

現在の暮らしや家計について感じていること

タカヤ:絶景でのログハウス暮らしもすっかり馴染んできたかと思いますが、現在の暮らしや家計の状況について、今どのように感じていらっしゃいますか?

奥様:以前抱いていた「先行きが見えない漠然とした不安」が、今では本当に無くなりました。家計の全体像が見えているので、「今月はこれくらい使っても、将来の計画には響かないな」という判断が自分たちでできるようになりました。おかげで、罪悪感なく美味しいものを食べに行ったり、伊豆での日々の暮らしを夫婦で心から満喫できています。

ご主人:家計に対する「コントロール感」が持てるようになったのが嬉しいですね。大きな住宅ローンを抱えてはいますが、趣味や生活の質を落とすことなく、むしろ豊かに暮らせている実感があります。自分たちの人生の「羅針盤」を常に持っているような安心感がありますね。

6年間、定期的に相談を続けている理由

経由駅の熱海へ向かう途中の車窓。旅気分を味わえる道中も楽しみ。

タカヤ:家を建てるという一大イベントが終わった後も、こうして6年以上にわたって定期的に相談を続けてくださっているのはなぜでしょうか?

ご主人:人生って、転職や社会情勢の変化、自分たちの年齢の重ね方など、常に何かしらの動きがありますよね。一度立てたライフプランも、状況に合わせて「アップデート」していく必要があると感じているからです。タカヤさんは私たちのこれまでの歴史や価値観を全部知ってくれているので、毎回一から説明し直す必要がなく、「定点観測」のように相談できるのが本当にありがたいです。

奥様:年に数回、タカヤさんとお話しする時間が、私たち夫婦にとっての「家計の健康診断」のようになっているんです。日々の忙しさの中で忘れがちな将来の目標を、定期的に夫婦で振り返る良いきっかけになっていますね。

今後、高屋FPに期待していること

経由駅の熱海へ向かう途中の車窓。旅気分を味わえる道中も楽しみ。

タカヤ:ありがとうございます。それでは最後に、これから私に期待することや、お二人の今後の展望について教えてください。

ご主人:これからも変わらず、私たちの人生の「伴走者」として横にいてほしいです。これからお互いに歳を重ね、セカンドキャリアや老後の生活設計など、また新たなライフステージの課題が出てくると思うので、その都度、プロとしての客観的な知恵を貸していただけたら心強いです。

奥様:もしタカヤさんが自分の意見や保険を最初から押し付けてくる人だったら、私が最初に懸念していた通り「あ、やっぱり保険の営業の人なんだ」と思って終わっていたはずです。でも、タカヤさんは私たちの価値観を自然に引き出して、まずこちらに寄り添ってくれました。だからこそ、今では私たちのinitialize(大切な友人)を安心して紹介できる、本当に大切な存在になっています。これからもこの長いお付き合いをずっと続けていけたら嬉しいです。

タカヤ:本当に嬉しいお言葉をありがとうございます!お二人が伊豆での素晴らしい暮らしをこれからもずっと笑顔で続けられるよう、私も全力で並走し続けます。今後ともよろしくお願いします!