昨日は横浜市のO様に1年点検として辻堂オフィスへご来所いただきました。
近年増えている退職前後FP相談について、今回の相談風景を交えてのご紹介にご厚意で協力頂きましたので書かせていただきます。
当初は退職金のご相談
私が前職時代に、60歳定年時の退職金についてどう受け取るべきかのご相談がスタートでした。
「退職金の受け取り方?ただ、もらうだけじゃないの?」
そう思われる方もいるかもしれませんが、退職金には単純に言えば「一時金」と「年金」の2種類があります。
最近はDC(確定拠出年金)のみが退職金という企業も増えていますが、従来は企業年金・共済年金といった退職金が一時金と別で用意されることも珍しくありません。
※「年金」=老後の年金に限らず、金融用語では一度にもらうお金を一時金、毎年に分割して受け取るお金を年金と呼びます。
ややこしいことに、その「年金」タイプも受給年数や一時金で受け取る選択肢もあり…
✅全て一時金でもらうのか
✅一時金+年金にするのか
…これらによって、老後の税金や社会保険料も変わったりするのです。それも、その方の所得状況によるので一律の正解はありません。
これまでコツコツお勤め続けてこられたOさま。
「この退職金の受け取り方をうまく扱わないとリタイア後が心配で…」と、ご相談にこられました。
取り急ぎ、〆切に間に合うよう受け取り方での違いをご案内し、無事に決断できたことでスッキリして頂けました。
しかしながら、それはO様にとって序章となります。
退職前FP相談をきっかけに、以後の人生ビジョンにも変化が生まれることになったそうです。
ライフプランの鳥の目で見方が変わる
堅実なOさまは「ウチは節約しないと退職後がきっと大変…」と思われていたそうです。
実際はどうなのか?
こんな時にライフプランニングで人生を見渡すことが役に立ちます。
現状の家計と資産状況をヒアリングし、リタイア後シミュレーションを行ないました。
結果、今のお金の使い方だと90歳を超えてもお金が減らず、使わないままとなりました。
それもインフレ率は終身2%・公的年金は一定…と悲観予測の上です。
※実際の公的年金はインフレに呼応して2023年~4年連続で増額。

※図はイメージです(実際はより精度高い表計算を利用)

※表はサンプル(実例とは異なります)。
実はこういったケースは珍しくありません。真面目な方ほどご自分を過小評価し、必要以上に節約をしている場合があります。
「もうちょっと交際費とか使っても良いんですね」と笑顔を見せていただけたことを覚えています。
FP相談の本質はお金を「使う為」でもある
大事なのは「自分にとって適切なお金の配置を自分の目で確かめる」ということ。
「もっとお金を使ってください」
—こういうアドバイスもFP相談にはあるのです。
昨日のOさま1年点検では、資産運用の好調も手伝い、前回に増して余力あるシミュレーションとなりました。
O様「もうちょっと国内旅行とか行ってよいですかね?」
…はい。ちょっとと言わず長年頑張られた分、ぜひ色々な名所へ行って楽しんで欲しいと思います。
そして、おっしゃる通り海外よりも日本。特に今は災害で厳しい状況にある地域にこそ、皆様の大切なお金を使って頂きたいとBlue Finance Shonanとしては願っております。
Oさま、辻堂は初めてとのこと。打合せ後、テラスモールを少し寄り道されるそうでした。
来週はお互いに都合のよい横浜のカフェで打ち合わせ。そんな風にもさせて頂いております。



